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日刊食品通信
2019年11月11日

ハウス、上期営業利益が2期連続過去最高


 ハウス食品グループ本社は8日、19年度上期(4〜9月)の決算説明会を行った。売上高は1,446億円、0.8%減で微減だが、営業利益は91億円、6.3%増と増益。藤井豊明取締役コーポレートコミュニケーション本部長は「健康食品は主力ブランドが苦戦し、その他食品関連も物流事業の再編から減収減益だったが、香辛・調味加工食品、海外食品、外食の3セグメントは着実に収益力が改善。上期営業利益は2期連続で過去最高となった」と振り返った。

 セグメント別にみると、香辛・調味加工食品は1.8%増収、6.3%増益と収益力強化。「こくまろカレー」の大幅伸長などでルウカレーがプラスに転じ、スパイスも好調。関東工場ではレトルト新ラインが稼働した。健康食品は11.7%減収、55.2%減益と苦戦。冷夏影響を受けた「C1000」が大幅減。「1日分のビタミン」、乳酸菌も減収だった。一方、機能性表示食品「ネルノダ」は着実に浸透。乳酸菌事業について藤井本部長は「BtoBtoCで商品化が進んでおり、問い合わせもいただいている。今後も注力し、次世代の収益の柱に育成していく」と説明した。海外食品は15.8%増収、28.3%増益で引き続き成長を牽引。米国の豆腐事業は強い需要が継続しており、来年1月に生産能力を増強予定。中国のカレー事業は需要は変わらないものの浙江工場稼働に伴いコスト負担が増加。タイの機能性飲料事業は好調に推移。外食は3月に実施した価格改定の寄与もあり黒字に浮上した。

 20年3月期は売上高2,970億円、0.1%増、営業利益185億円、5.4%増を計画。

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