日刊食品通信 記事詳細

バック
ナンバーへ
日刊食品通信
2019年10月28日

ラムネ菓子人気、ぶどう糖生産を押し上げ


結晶ぶどう糖生産量、7年ぶり5万tを突破

  結晶ぶどう糖の生産量が7年ぶりに5万tを突破、規格ぶどう糖合計(JAS合格数量)でも2年ぶりに6万t台を回復した。その背景には、ラムネ菓子の人気の高まりで、最大手の森永製菓のボトルラムネ、「大粒ラムネ」は一時期は品薄状態になるほどで、キャンディ市場では2019年度の話題商品となっている。ただし、糖化製品の中では、炭酸飲料やアイスクリーム、酒類のチューハイなどのRTDに使用される異性化糖の生産量は約124万tで全体の57%を占める一方、結晶ぶどう糖の生産量の割合は全体の2.3%で、メーカーも限られている。そのため、注目される市場でありながらも、原料調達面から新規参入や生産量の大幅な拡大は難しいカテゴリーといえる。

 全日本菓子協会推定による2018年のあめ菓子市場規模は、生産数量17万5,700トン(100.6%),生産金額1,920億円(102.2%)、小売金額2.620億円(100.4%)と数量、金額とも4年連続の前年で前年を上回った。ただし、カテゴリー間では、グミキャンディ、ラムネ菓子が伸長する一方、のど飴に代表されるハードキャンディが苦戦するなど明暗が分かれている。

サービスのお申し込みにつきましては、お電話またはフォームよりお願い致します

  • お申し込みにつきましては、弊社が受信確認後、お客様にご確認事項を通知してから、書籍とご請求書を郵送致します。
  • 電子版、紙版どちらも下記よりお申し込みになれます。
ホームページからのお申し込みフォーム

電話からの
お申し込みはこちら

バックナンバーへ

媒体紹介へ