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日刊食品通信
2019年10月16日

上期のアイス3%減、9月8%増(本紙調)


最需要期の落ち込み厳しく

  上期(4〜9月)のアイスクリーム市場は、3%強前年を下回った(本紙調)。昨年度に過去最高の売り上げを記録したアイスクリーム市場だが、今上期は前年度を下回って推移。下期の拡販に全力をあげる。

 今期を月別にみると、4月5%減、5月11%増、6月5%減、7月23%減、8月2%増、9月8%増。最需要期の7月に天候不順に見舞われ大幅減となったほか、それ以外の月も曇天と降雨が続き、大きな被害をもたらした大型台風にも見舞われた。なお、アイス市場は3月に値上げを実施しており、5%程度の売り上げ増に貢献している。

 また、直近の9月は8%増。猛暑日の2日を含め真夏日が12日と天候に恵まれ、新商品・定番品とも好調で、2割・3割増も目立っている。9月単月の各社実績は次の通り。

 ロッテは10%増。「爽」が5%増、「クーリッシュ」16%増、「モナ王」は13%増、「雪見だいふく」が2%減、「レディーボーデン」が28%増、「ガーナ」が32%増、「ドール」が25%増、「バニラバー」が8%増、「ハーシー」が1%増。江崎グリコは10%増。「パピコ」が11%増で“大人シリーズ”を含めると10%増、「ジャイアントコーン」が21%増で“大人シリーズ”を含めると6%減、「牧場しぼり」が7%増、「アイスの実」が1%増で“大人シリーズ”を含めると5割増。「スナオ」が2%減。マルチはトータル12%増で内訳は350円層とOP計で9%減、450円層が26%増、550円層が35%増。

▼以下略

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