日刊食品通信 記事詳細

バック
ナンバーへ
日刊食品通信
2019年10月2日

9月のビール類、増税仮需に沸く


新Jが初めてビールを上回る

 本紙が推定した9月の国産大手4社ビール類販売実績は、消費増税前の駆け込み需要を反映し、前年同月比116.6%と大きく伸長した。プラスは2ヵ月連続、2ケタ増は6月からの改正酒税法施行に伴う末端価格上昇を見込んだ仮需に沸いた17年5月以来2年4ヵ月ぶり。

 ビールは112.8%、5ヵ月ぶりのプラス。各社の主要銘柄もほぼ2ケタ増。新ジャンルは121.3%、2ヵ月連続のプラス。「本麒麟」や「金麦〈ゴールド・ラガー〉」「極上〈キレ味〉」が続伸し、既存銘柄も2ケタ増〜大きく伸長した。発泡酒は115%、8ヵ月ぶりのプラス。主要銘柄が2ケタ伸長した。また、ラグビーW杯開催を背景に、「ハイネケン」が3.4倍、「ギネス」も1.5倍の売れ行きとなった。3カテゴリーが揃って2ケタ増となったのも17年5月以来だった。カテゴリー構成比は、ビールが43.4%(前年同月44.9%)、新ジャンルが43.6%(41.9%)、発泡酒は13%(13.1%)。単月とはいえ、初めて新ジャンルがビールを上回った。

 これを受けた1〜9月は合計で前年同期比100.5%。5月累計以来4ヵ月ぶりに水面に浮上した。内訳はビールが96.9%、新ジャンルが107%、発泡酒は94.4%。ビールは「黒ラベル」「クラシック」「ザ・プレミアム・モルツ」「同〈香る〉エール」「ハイネケン」「ギネス」などが、新ジャンルは「アサヒオフ」「金麦〈糖質75%オフ〉」などが、発泡酒は「淡麗〈プラチナダブル〉」などが、それぞれ前年を上回っている。

▼以下略

サービスのお申し込みにつきましては、お電話またはフォームよりお願い致します

  • お申し込みにつきましては、弊社が受信確認後、お客様にご確認事項を通知してから、書籍とご請求書を郵送致します。
  • 電子版、紙版どちらも下記よりお申し込みになれます。
ホームページからのお申し込みフォーム

電話からの
お申し込みはこちら

バックナンバーへ

媒体紹介へ