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日刊食品通信
2019年9月3日

8月のビール類、新Jのみ伸長


ビールに炎暑効果なし

 本紙が推定した8月の国産大手4社ビール類販売実績は、梅雨明け後の好天と高温にも支えられ、前年同月比102.9%と4ヵ月ぶりのプラスとなった。ただ、市場をけん引したのは新ジャンル。「本麒麟」や、「金麦〈ゴールドラガー〉」、「極上〈キレ味〉」の好調持続や「麦とホップ」のリニューアル効果を背景に113.2%と唯一伸長し、市場全体を底上げした。プラスは3ヵ月ぶり。一方のビールは96.8%。主戦場の業務用市場が炎暑下でも振るわず、4ヵ月連続のマイナス。発泡酒も97.5%で7ヵ月連続のマイナスだった。ビールは「一番搾り」、「黒ラベル」、「サッポロラガービール」、「ヱビス」計、「ザ・プレミアム・モルツ」、「同〈香るエール〉」がプラス。新ジャンルは「本麒麟」が6割増、リニューアルした「麦とホップ」も3割弱伸長したほか、「クリアアサヒ」、「のどごしZERO」、「金麦」「同〈糖質75%オフ〉」、「アサヒオフ」がプラス。発泡酒は「淡麗〈グリーンラベル〉」「同〈プラチナダブル〉」、「スタイルフリー」といった健康機能系がプラスだった。

 1〜8月累計は3カテゴリー計で前年同期比98.6%。7月累計から0.8ポイント改善。ビールが95.2%(7月累計94.9%)、新ジャンルが105.1%(103.8%)、発泡酒は91.9%(91%)。ビールで前年を上回ったのは「ザ・プレミアム・モルツ」「同〈香るエール〉」、「サッポロラガービール」、「サッポロクラシック」。新ジャンルは「本麒麟」が7割増の他、「のどごしZERO」、「金麦」計が、発泡酒は「プラチナダブル」が、それぞれ前年を上回ったとみられる。

▼以下略

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