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日刊食品通信
2016年1月19日

中京・関西の酒類市場


 

 中京 15年ビール類が前年並み

 (名古屋)中京の15年累計の酒類市場は、ビール類が前年実績を確保したようだ。ウエイトが高い12月単月が、記録的暖冬で大きく数字を伸ばし、年間実績を押上げた。ビール本体も前年オーバーしたようだ。ビール類、ビール本体が前年クリアしたのは20数年ぶりともいわれる。

 清酒は苦戦が続いた。愛三岐卸組合が集計した月度の販売数量前年比(12月は未集計)をみると、市場の大きい愛知の場合、前年をクリアできた月は4月(2.7%増)だけ。1〜11月の累計は89.6%。12月単月も暖冬の影響で苦戦。大半の銘柄が実績を割った。

 洋酒ではウイスキーが大きく伸長。卸数量を見ても2ケタ伸長は確実視されている。ハイボール需要を背景に、さらに朝ドラ・マッサン、ジャパニーズウイスキーの国際的な評価も追い風に、ウイスキーブームに拍車がかかっている。12月単月も大幅増。ワインは従来の大きな伸びから、昨年はメーカー段階で3〜4%の伸びにとどまったようだ。12月単月は小幅ながら増勢ペースを維持。

 

関西 12月は酒類・ビール下げ止まりへ

 (大阪)関西地区12月の酒類販売概況は、11月半ば以降の伸び悩みから回復できず、ビール単体で下げ止まりを見せたほかは、清酒、焼酎などは精彩を欠いた販売状況に終始した。越年後もこの地合を引きずって伸び悩みが続いている。清酒は大阪市場で前年実績に届いた大手銘柄は1社のみの模様。概ね3〜4%の前年比ダウン。灘ブランドは地元需要の立て直しを積極的に進めており、類計では前年比微減まで回復傾向にある。

 

▼以下略

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