日刊食品通信 記事詳細

バック
ナンバーへ
日刊食品通信
2019年7月31日

明治、カマンベールの市場拡大に意欲


「北海道十勝カマンベール」に燻製タイプ

  明治の童子秀己常務執行役員マーケティング本部長(写真)は29日、国内のカマンベールチーズ(以下カマンベール)市場について「購入経験者は2割に過ぎない」と指摘。これは同社がカマンベール市場に参入した1992年からほとんど変わっておらず、大きな潜在需要があるとして、「未購入層の開拓に本腰を入れる」と強調した。同社が開催した新商品発表会で述べた。

 童子常務は国内のチーズ市場について、「18年度の総消費量は5年連続で伸長し、35万tを超えるなど順調だが、19年度は5月が31ヵ月ぶりに市販用チーズが前年を下回るなど一時的な踊り場を迎えている」と説明。また、国内のカマンベール市場は、16年度の「認知症予防効果」の知見をきっかけに爆発的に拡大。同社を含めた国内メーカーは、出荷調整を強いられる場面もあった。このため明治では100億円を投じてカマンべール専用の新工場を建設し、供給能力を1.5倍に増強。また、最新設備を導入し、最適な乳酸菌を選定したことで、同社のカマンベールチーズは、「クセのないまろやかな味わい」と「皮がうすく、中までやわらかい食感」をさらに高めた新商品に刷新された。市場が広がる一方で、カマンベールは「間口が狭い商品の一つで、チーズユーザーの購入経験率はわずか2割に過ぎない。

▼以下略

サービスのお申し込みにつきましては、お電話またはフォームよりお願い致します

  • お申し込みにつきましては、弊社が受信確認後、お客様にご確認事項を通知してから、書籍とご請求書を郵送致します。
  • 電子版、紙版どちらも下記よりお申し込みになれます。
ホームページからのお申し込みフォーム

電話からの
お申し込みはこちら

バックナンバーへ

媒体紹介へ