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日刊食品通信
2019年7月29日

包装米飯、2ケタ増で680億円突破


テーブルM、サトウの2社でシェア6割超

 

 包装米飯市場の拡大が続いている。本紙調べによると、18年度はメーカー出荷額ベースで680億円、前年比110%と2ケタ伸長した。プラス成長は9年連続。これはトレー入りの無菌米飯とレトルト米飯、さらに一部セット米飯の実績を合わせたもの。プラス分には各社の価格改定(17年11月から順次)の効果を含むが、物量ベースでも増えたとみられる。社会環境の変化(家庭の少人数化、単身世帯の増加、女性の社会進出など)を背景にユーザー層が着実に広がっている。需要拡大をうけ、上位4社は18〜19年にかけて新工場や新ラインを相次ぎ稼働させた。これまでタイトだった商品供給の不安が解消され、各社は積極的な販促活動に転じて行くことが予想される。(詳細は姉妹紙「酒類食品統計月報8月号」に掲載予定)

 メーカーシェア(PB売上含む)をみると、首位はテーブルマークが4年ぶりに返り咲いた(13年度単独1位、14年度同率1位)。2ケタ増で一気に200億円を突破し、シェアを32%まで高めた。なお同社は大手組織小売業を中心にPB製品の比率が高い。サトウ食品工業は2位に後退したものの、前期売上は107.7%と高い伸び。業界のパイオニアとして、トップブランド「サトウのごはん」を展開する。

▼以下略

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