日刊食品通信 記事詳細

バック
ナンバーへ
日刊食品通信
2016年1月18日

12月首都圏酒類卸商況、ビール・洋酒が好調


  12月の首都圏酒類卸商況は、微減〜1%前後のプラスと推定される。前年同月よりも平均気温が前年より2.6度程高く、「暖冬が影響した」との声が多く聞かれ、清酒などの和酒が苦戦する場面がみられるも、家庭用を中心にビール、洋酒がフォローした。

 カテゴリー別では、ビールが前年並み〜1%前後のプラス。発泡酒が前年比4〜5%減も、新ジャンルが5%前後のプラスと好調だった。清酒は暖冬の影響か需要が鈍化。NBメーカーが苦戦し、微減〜2ケタに近いマイナス。焼酎甲類は5%前後の前年割れ〜前年並み。乙類も同様の動きとなり、大手ブランドへ集中する動きが続いた。

 ワインは微減〜約5%増と開きがみられるも、おおむね堅調。商品別ではシャンパン・スパークリングワインが動き、なかでもNBのほかリーズナブルな価格帯の商材が好調だという。スティルワインでは価格軟化がみられ、500円以下のワインも目立っている。ウイスキーは数%増〜2ケタ増。リニューアルを控える商品の仮需も一部見られたが、ハイボールを中心とした人気が根強く、国産・輸入ともにプラストレンド。RTDもサントリースピリッツ、キリンビールがけん引し2ケタ増で推移した。

 

 1月の商況は、中旬時点でほぼ前年並み。「まずまず」との声が多く聞かれるなか、山場で苦戦した清酒の挽回や、“宝焼酎「レジェンド」〈プレミアム〉27度”といった新商品による活性化等に期待がかかる。

サービスのお申し込みにつきましては、お電話またはフォームよりお願い致します

  • お申し込みにつきましては、弊社が受信確認後、お客様にご確認事項を通知してから、書籍とご請求書を郵送致します。
  • 電子版、紙版どちらも下記よりお申し込みになれます。
ホームページからのお申し込みフォーム

電話からの
お申し込みはこちら

バックナンバーへ

媒体紹介へ