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日刊食品通信
2019年7月5日

白子の前3月期決算、黒字回復


価格改定、業務効率化等で大幅改善

    白子は3日、前3月期決算を発表。連結総売上高は182億8,100万円(前期比98.6%)、経常利益は1億2,000万円(同4億4,300万円増)と黒字回復した。白子単体の総売上高は175億200万円(前期比98.8%)、経常利益1億200万円(同4億6,900万円増)。売上高は、家庭用部門は上半期を重点期間とした販促展開等で前期を上回ったものの、ギフト部門、業務用部門などが下回ったことで減収。経常利益は、家庭用商品の価格改定等による粗利益率の改善が寄与したこと、納入価格を堅持しつつ販促展開したことで、上期を中心に収益を確保した。また、販促費等の管理強化による費用削減に加え、返品処理等の業務改善による損失削減効果もあり大きく収益を改善した。単体の商品群別売上高は、ギフト部門37億2,900万円(93.2%)、家庭用海苔部門89億6,600万円(104.2%)、業務用部門44億3,300万円(95.3%)、うち板海苔1億2,300万円(98.2%)、お茶漬けふりかけ部門1億9,800万円(83.1%)、レトルト部門1億3,500万円(76.5%)、その他部門4,100万円(85.9%)。

 平成30海苔年度の共販枚数は前期比12億枚減少し、約63億7,000万枚と半世紀ぶりの大凶作となり、平均原草価格も前期比1円16銭高の13円4銭となった。加えて、人件費や運送費等のさらなる高騰や資材価格の値上げに直面するなど、厳しい環境が続くが、中期経営計画の2年度目として、安定的に収益を確保できる体質への転換に向け、取り組みを強化する。2019年度連結目標は、総売上高191億9,600万円(前期比105.0%)、経常利益1億6,000万円(同133.3%)。

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