日刊食品通信 記事詳細

バック
ナンバーへ
日刊食品通信
2019年6月27日

三井食品の萩原伸一社長、事業方針を語る


「物流」「グローバル」「IT/AI」推進

  三井食品の萩原伸一社長(写真)は25日、前3月期決算説明会の席上、中期計画「ACT2020」の最終年度である今期の事業方針を要旨次の通り語った。

  今期の計画は、売上高8,439億円(前期比102.9%)、経常利益37億円(同100.5%)、経常利益率0.44%(同0.01%減)。全体に不透明感が増すなか、食を取り巻く環境は決して明るくはない。ドラッグストア再編やCVS出店減速の動きなどもある。

 中計初年度に「基本の徹底」と「新しいことへの挑戦」を掲げた。そのうち、分かりやすい言葉として「卸の基本の徹底」と「卸からの脱却」を昨年から言っている。この二つは今期も変わらない。

 今期の具体的な重点施策は「物流」「グローバル」「IT/AI」の3つ。「物流」は、基本動作のところでお客様に商品をしっかりとお届けすること。「グローバル」は、輸出入の事業で自らタッチしていくスタイルを増やしていく。現在は仲介企業を通じた取り引きが多いが、いい商品の価値を自ら伝える姿勢も大切。「IT/AI」は、4月から流通AI推進本部を立ち上げた。今まで専門的ではなかったIT/AI分野の情報等を集約し、いろんな意味でのノウハウを集積することで、人手不足やIT/AI化が進む中で興味のあるお客様に対応していく。ただ基本姿勢は、あくまでも卸の「基本の徹底」。「新しいことへの挑戦」は、単なる卸からの脱却を進めていく。 

サービスのお申し込みにつきましては、お電話またはフォームよりお願い致します

  • お申し込みにつきましては、弊社が受信確認後、お客様にご確認事項を通知してから、書籍とご請求書を郵送致します。
  • 電子版、紙版どちらも下記よりお申し込みになれます。
ホームページからのお申し込みフォーム

電話からの
お申し込みはこちら

バックナンバーへ

媒体紹介へ