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日刊食品通信
2019年6月24日

異性化糖生産、飲料値上げが影響?


5月9.3%減、2004年以来の低水準に

  異性化糖は、4〜6月にかけての大型ペットボトルを中心とする清涼飲料の値上げの影響からか、生産量が低調に推移している。農林水産省政策統括官付地域作物課調べによる5月の生産量は11万1,527t、前年同月比90.7%と2004年5月の10万8,891t以来の低水準となった。1〜5月累計は50万4,127t、98.0%。年初からの生産量は1月101.2%、2月97.2%、3月103.3%、4月99.1%で、酒類のRTD向け出荷は好調に推移している一方、炭酸飲料を中心とする清涼飲料の値上げのための仮需発生を見込み、3月生産量が前年を上回ったものの、4、5月の飲料向け出荷は低調に。最需要期の6〜8月が年間生産量を左右するだけに、6月後半からの荷動きが注目される。

 昨年は5月の生産量が12万3,001t、前年同月比104.8%と5月単月では初めて12万tを突破し過去最高を記録。1月103.4%、2月101.3%、3月104.6%、4月104.4%、5月104.8%と4ヵ月連続で前年を上回ったのは2016年以来。1〜5月累計でも、上期の過去最高(62万3,727t)を記録した2016年の50万3,214tを上回った。

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