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日刊食品通信
2019年6月21日

飲料自販機、ロケーション格差広がる


インロケ堅調も製品・サービスの強化必須

  飲料自販機市場は、18年の普及台数が前年比0.8%減(日本自動販売システム機械工業会調べ)、出荷台数が4%減(日刊経済通信社調べ)と縮小している中、設置場所による格差が年々拡大している。

 状況が悪化しているのは屋外の“アウトロケーション”だ。特に道ばたの機体が、コストパフォーマンス、製品ラインアップで優位性のあるCVSやDg.sに押されている。首都圏では、ある自販機エリアから別の自販機エリアへ移動する際、複数のCVSを見かけることも多い。CVSやDg.sが密集していない地方は該当しないようにも思うが、実際は「地方は車社会。まとめ買いが多く、自販機の選択率は低い。人口減少、少子高齢化の影響も大きい」(業界関係者)という。アウトロケーションはパーマシン(1台当たりの売上高)減少によって不採算化した機体の整理が進んでいる。

 一方で、屋内の“インロケーション”は比較的堅調だ。オフィスが入ったビル、特に高層階は固定客が期待でき、「外のCVSに行くためには、下の階層へ下りる必要がある。この時間ロスを嫌い、自販機で購入している。オフィス内で働くことが多い、所謂ホワイトカラーのビジネスパーソンは、自販機の利用がルーティン化している場合もある」(同)。ほかパチンコ屋、学校、病院、駅構内、高速道路のサービスエリアなども良い。

 ただ、インロケーションも安心はできない。オフィスはサブスクリプション=定期購入(コーヒー、宅配水、菓子など)などで、競合が増えている。

▼以下略

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