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日刊食品通信
2019年6月14日

18年度アイス販売額、過去最高の5,186億円


7年連続拡大も伸長率は鈍化

  2018年度(4〜3月)のアイスクリームの販売金額は、前年比1.4%増の5,186億円となった。また、販売数量は4.3%増の92万9,031kl。日本アイスクリーム協会が集計・発表した。市場最高の売上高更新は、13年度に市場最高記録(1994年度:4296億円)を20年ぶりに更新してからを6年連続。(なお、一部メーカーが取引制度変更に伴い減収が発生。また、従来報告がなかったメーカー実績を含む)

 18年度は春から夏にかけては東・西日本中心に記録的な高温となり、特に夏は多くの地方で梅雨明けが関東甲信で6月29日、近畿で7月9日ごろと、平年の7月21日ごろと比較して2〜3週間早くなり、厳しい暑さが続いた。一方で、7月上旬には西日本豪雨が発生。9月以降は台風の接近・通過などの影響で日照時間は少ない日が続いた。

 アイスクリーム市場は天気に大きく影響を受けるが、春先は前年並みの推移の中、夏の猛暑が影響し、アイスクリームの需要を引き上げた。一部メーカーでは最需要期の7・8月にかけて氷菓を中心に在庫が品薄となり、店頭でも欠品がみられた。秋からは天候がすぐれず、下期はアイスクリームの販売額も前年を下回った。また、原材料費・物流費・人件費の高騰を受け、3月には一部商品で値上げが行われている。

 アイスクリームの市場規模は、18年度5,186億円と11年から7年連続で拡大し、6年間で1,000億円を超える販売増となったものの、その伸長率は前年比1.4%と鈍化傾向がみられる。

▼以下略

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