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日刊食品通信
2019年6月6日

コカ×セブン、共同で循環型PETボトル


店頭回収PET100%使用の新商品を展開

  日本コカ・コーラとセブン&アイ・ホールディングスは5日、都内で新たな循環型PETボトルの共同取組について発表した。会見には両社の社長が出席し、取り組みの背景や今後の目標について説明した。

  セブン&アイグループでは、18年度から759台のPETボトル回収機を設置し、現在1,000台へエリア拡大を目指している。今回、これらセブン&アイグループ店頭で回収したPETボトルを使用した再生樹脂100%のリサイクルPETボトルを用いた商品「一(はじめ)緑茶  一日一本」を開発。セブン&アイグループ約2万1,400店で10日から発売する。特定の流通グループの店頭で回収したPETボトルを100%使用し、原材料として同一の流通グループで販売する取り組みは、世界で初めてとなる。

 今回の共同取組について、日本コカ・コーラのホルヘ・ガルドゥニョ社長は、「環境問題は決して一社で解決できるものではない。幅広いパートナーシップと幅広いネットワークがあるからこそ実現できるもの。両社のリーダーシップを合わせて、業界全体に取り組みを広げていきたい」。セブン&アイ・ホールディングスの井阪隆一社長は、「リサイクルのプロセスを形として、消費者に見てもらうことが大事。ボトルtoボトルは技術的に難しいが、見える化することで理解促進を得たい」と話した。今後も両社で環境に配慮した商品開発とリサイクルスキームで、取り組みを広げていく方針。

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