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日刊食品通信
2015年12月2日

11月のビール販売、4ヵ月連続増


麦芽100%が貢献

  本紙が推定した11月のビール類販売実績(国産メーカー大手4社計)は前年同月比98.9%となった。マイナスは3ヵ月ぶり。

 “地元生まれ第2弾”がそのまま上乗せとなったキリン「一番搾り」や、サントリー「ザ・モルツ」、サッポロ「深み味わうヱビス」(11月発売)などがけん引してビールが同101.2%と4ヵ月連続のプラスとなったが、「クリアアサヒ」、サッポロ「麦とホップ コクの極み」(同)などが動くも季節商品のズレも大きかった新ジャンルは同99.1%と3ヵ月ぶりのマイナス。「0・0」効果が一巡した発泡酒も同90.9%と5ヵ月連続のマイナスとなった。カテゴリー構成比は、ビールが51.1%(前年同月50.0%)、新ジャンルが35.1%(同35.0%)、発泡酒は13.8%(同15.0%)だった。

 1〜11月累計は3カテゴリー計で前年同期比98.8%と10月時点から0.1ポイントの改善。ビールが同99.6%、新ジャンルが96.8%、発泡酒は100.6%で、ビールと新ジャンルは0.1ポイント、0.2ポイント改善し、発泡酒は1.0ポイント後退した。カテゴリー構成比は、ビールが49.8%(前年同期49.4%)、新ジャンルが35.5%(同36.2%)、発泡酒は14.6%(同14.4%)だった。

 

 一方、麦芽100%ビールの販売実績は、11月が前年同月比110.7%の約637万箱(大びん換算)、1〜11月も前年同期比104.0%の約6,518万箱と、それぞれビール平均を9.5ポイント、4.4ポイント上回った。単月、累計ともに4社揃ってのプラスで、ビール内構成比は単月が38.8%(前年同月35.4%)、累計は35.3%(前年同期33.8%)と、ともに上昇が続いている。

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