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日刊食品通信
2018年12月13日

11月流通菓子出荷、前年並み(本紙調)


“いちご”関連好調、冬季限定品は苦戦

  日刊経済通信社調べによる11月の流通菓子出荷金額(出荷金額ベース)は、トータルで前年並みとなったようだ。

 秋季商戦の本格スタートから2ヵ月、冬季限定品投入からほぼ1ヵ月が経過、秋季新商品は計画並み〜微減と堅調に推移しているが、冬季限定品については、例年に比べ気温が高かったこともあり荷動きは低調で、特に洋酒系の苦戦が目についた。一方、冬季恒例の“いちご関連商品”は、一部メーカーが発売日を一週間前倒したこともあり、関連するチョコ、ビスケット、キャンディは出足好調。その寄与からか、チョコレート、ビスケット、キャンディは堅調に推移したが、前年9月以降ポテトチップスの積極的な販促でベースの高かったスナック菓子は苦戦を強いられる結果となった。また、11月28日放映のNHK「あさいち」で40代女性の代謝を上げて肝臓をケアする特集として高カカオチョコが取り上げられたことから、「月末に販売が上がった」(大手総合菓子)との声も聞かれた。

 カテゴリー別では、チョコレートがトータル前年並み。ソリッドは92%、うち高カカオ系は99%と月末の情報番組放映で数字が上がった。センターチョコは96%、冬季限定品や洋酒系は苦戦。ナッツチョコは102%。アーモンド、マカダミアとも堅調。チョコスナックは103%。小粒チョコは98%。大袋は引き続き好調で108%。

 ビスケットはトータル前年並み。ハードビスケットは96%。ソフトビスケット・クッキーは102%、定番品の販促・セールといちご関連商品が寄与。クラッカーは98%。半生ケーキは前年並み。

▼以下略

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