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日刊食品通信
2018年11月29日

ボージョレ・ヌーボー消化率、90%台目立つ


連休でセール実施、ラストスパートかける

  ボージョレ・ヌーボー(BN)の解禁から2週間近くが経過した。量販店、専門店各社の多くが解禁後の翌週3連休で値引きセールを実施し、ラストスパートをかけたものの、「想定通りにはいかなかった」「11月中に全ての消化は厳しい」との声も多く聞かれた。解禁から時間が経過して鮮度を失いつつあり、商機が泡モノとなる中、各社悩ましい課題を抱えている。各社の消化率は次の通り。

 25日現在=イオンリカー80%台後半、ライフ95%、酒のやまや70%台▽26日現在=東急ストア92%、東武ストア93%、電鉄系A社85%、リカーマウンテン92%▽27日現在=ユニー76%、マルエツ93%、マルマンストア93%、ベイシア98%。

 イオンはブラックフライデーで全品1割引き、ライフは3連休に1割引き、東武ストアは24日にワイン全品2割引き、電鉄系A社は連休で2割引き、リカーマウンテンはポイント10倍キャンペーン—などを実施していた。企業によっては集客力の強い店舗へ店間移動を行い、在庫消化を急ぐ店舗も。需要期となるクリスマス前後からバンドル販売でまとめて消化を狙いたい企業など様々だが、「不良在庫のリスクも懸念されるが、まとめた売り上げが立ち、企業としても毎年BNは欠かすことができない商材だ」との前向きの声も多い。

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