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日刊食品通信
2018年11月28日

シュッド・ウエストワイン、高いコスパ注目


「日欧EPA発効後優位性が高まる」IVSOディレクター

  フランス南西部のワイン生産者団体シュッド・ウエストワイン委員会(IVSO)は27日、「シュッド・ウエストワインデー」として、業界関係者向けのプロモーションセミナーを実施した。

 シュッド・ウエストのワインはコストパフォーマンスの高さから世界的にも注目を集め、17年の輸出量は16年比で数量20%増・金額25%増、対日輸出は数量19%増、金額23%増。また、フランス全体の平均蔵出し価格(17年現在)が5.3ユーロのところ、同地域は3.7ユーロで、「日欧EPA発効後、優位性が高まる地域」(ポール・ファブルIVSOディレクター)とされている。セミナーでは、ソムリエの石田 博氏(日本ソムリエ協会副会長)が「ソムリエの間で現在“クール”なワインが注目を集め、そのキーワードには『旧世界(産地として長い歴史を持つ)』『土着品種』『新しいタイプ』『食とのペアリング』が挙げられる。またイギリスのドリンクビジネス社でも、18〜19年に流行する酒類に『ストーリー性』『クラフト性』『アクセシビリティ』を挙げ、同地域では130超の土着品種が認証され、多様性に富み(AOC29、IGP13)、ヴィニュロンの数が極めて多いなど、トレンドとの合致点が多い」。アメリカのワイン雑誌「ワインエンスージアスト」のワイン・リージョン・オブ・ザ・イヤー 2018にも選ばれ、「今後ますます注目を集める産地だ」(石田氏)とした。

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