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日刊食品通信
2018年10月31日

日本の馬鈴しょビジネスに貢献していく


カルビー伊藤社長、新品種「ぽろしり」に期待

  国内菓子メーカーとしてトップクラスの売上高でスナック菓子市場では7割を超えるシェアを持つカルビーは、国内最大の馬鈴しょユーザーであり、馬鈴しょの種芋の供給者としての一面を持つ。同社のグループ会社、カルビーポテトが開発した独自の新品種「ぽろしり」の作付けが2016年に始まり、今年10月8日からは味付けも北海道産にこだわった新商品を発売した。このほど開催した「♥ JPN(ラブ ジャパン)」47都道府県の味ポテトチップス発表会の席上、伊藤秀二代表取締役社長兼CEOは、「日本の馬鈴しょビジネスに貢献していく」と話し、馬鈴しょビジネスの現況について説明した。

 カルビーの馬鈴しょ総使用量は42万4,000t。そのうち、国内調達は34万3,000tで国内馬鈴しょ総生産量の約16%を占める最大ユーザー。国内調達分のうち北海道産は24万6,000tを占めている。ポテトチップス事業に進出し馬鈴しょの安定調達のために契約栽培に取り組み、1974年に道内3ヵ所に馬鈴しょ貯蔵倉庫を4棟建設。80年にはカルビーポテトを設立し新品種開発、栽培技術、貯蔵技術への取り組みをスタートした。現在では契約農家数は約1,800戸、道内に40棟の貯蔵庫を持ち貯蔵能力は約22万t。そして、契約栽培を支えるのが、カルビーポテトの40名のフィールドマン(栽培指導員)。栽培技術のサポート、品質情報のフィードバックを行う。カルビーの規格にある高品質な馬鈴しょが提供されるのは、フィールドマンと契約農家との“強い絆”といえる。

▼以下略

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