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日刊食品通信
2018年9月28日

セブン、客数増へ食場面・時間帯の幅拡大


冷凍カップチャーハンで新需要も開拓

  セブン−イレブン・ジャパンは27日、都内で「秋期商品展示会」を開催し、加盟店オーナー・従業員向けに下期の新商品や売り場政策等の提案を行った。会場内で会見した石橋誠一郎取締役執行役員商品本部長は「客数増へ向けた商品政策や差別化商品の開発に取り組み、客層・食場面・時間軸の幅を広げる商品開発に注力したい」との方針を示した。

 客層の広がりに向けては、「1/2日分の野菜!」シリーズなど健康軸のデイリー商品を多数投入し、低カロリーで野菜の摂れる商品の告知(テレビCM等)を強化。手間ひまかけた健康系商品の取り組みで女性やシニアなど新たな客層を開拓する。食場面の獲得に向けては、冷凍食品のカップチャーハンでオフィス需要の獲得を目指す。セブンプレミアム(7P)から縦型カップの容器形状でレンジ調理が可能な冷凍米飯を発売し、時間や場所にとらわれない即食需要に応える。商品名は「7P炒め油香るチャーハン」「同バター香る海老ピラフ」(税抜198円)の2品で、11月下旬から関東地区で先行発売し順次全国展開。「冷食はレンジ加熱を含め家庭での利用を前提としていた。業務用レンジでカップのまま温められることで、オフィス立地かつ昼需要も見込める」とし、下期の注力商品の一つとする。オフィス街での実験ではカップにすることで販売が約5倍になるなど大きな伸びしろが期待できる。「冷食=家庭内」という常識を覆す斬新な考えに注目だ。

 時間帯を広げるという視点では、7Pのカフェラテ容器を透明化。女性の購入比率がさらにアップし、かつ午後の時間帯での構成比が上昇するなど新たな時間での取り込みに成功した。

▼以下略

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