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日刊食品通信
2018年9月19日

秋のコーヒー飲料商戦、本格スタート


“SOT缶のてこ入れ”焦点に

 コーヒー飲料の最需要期に向けて、秋の商戦がスタートした。今年は年初からPETボトルコーヒーが棚をにぎわせたが、下期は一転して缶コーヒーを中心に、新製品の投入やプロモーション活動が予定されている。その背景には、昨年から今年にかけての市場の急速な変化があるようだ。

 コーヒー飲料は金額ベースで約9,600億円と清涼飲料市場最大の規模。市場は昨年の「クラフトボス」のヒットで、上期は一斉にPETの新製品が発売され、若者や女性などこれまで缶コーヒーを飲まなかった新規層も開拓し、市場をけん引している。一方で、PETボトル商材は500mlで実勢売価が150円前後と容量あたりの単価は缶コーヒーに比べて低く、収益の悪化という課題が出てきている。そのような動向から今秋冬は一転して各社、缶製品を中心とした活動を展開する。缶コーヒーやボトル缶は現在PETの勢いに押されているが、SOT缶は依然として市場の6割を占める最大ボリュームゾーン。メーカーからは、「SOT缶の活性化は業界全体で取り組む課題」「今手を打たないと」と危機的意識を持った声が挙がっており、最需要期に向けて各社てこ入れを図る。

 

 今秋の特徴は、①SOT缶を中心とした製品展開 ②「微糖」「ブラック」アイテムの充実 ③自販機活性化策。SOT缶の新製品では、「ジョージア グラン 微糖」「BOSS THE CAN COFFEE」「ダイドーブレンドコーヒー ギンレイ」「プレジデント オブ ワンダ」「ファイア くつろぎブレンド」など大型製品が発売。アイテムでは、糖分を控えたいというニーズに対し、“微糖”“ブラック”商材が充実。           ▼以下略

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