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日刊食品通信
2018年8月31日

サンマ漁シーズン本番、順調スタート


8月の水揚げ前年比3割アップ

 シーズン本番を迎えたサンマ漁は、順調なスタートをきった。20日から全国さんま棒受網漁業協同組合(全さんま)所属の大型船が出漁し本格シーズン入りした。大型船が帰港し、水揚げが本格化するなか、徐々に数量は増加している。

 漁業情報サービスセンターによれば、水揚げは花咲港、厚岸港が中心。23日は560t、24日650t、25日724t、27日867t、28日1,738t、29日2,091t、30日1,200tとまとまった。1日に3,000t〜5,000tの水揚げを誇った豊漁年(年間20万t〜30万t)に比べると少ないが、28日段階の累計水揚げ量は、約半世紀ぶりの大不漁だった昨シーズンに比べて34%増加した。㎏単価は365円(前年412円)と1割安い。魚体は大型(160〜180g)も混じり、平均で120〜130gと昨年に比べて体格がいい。

 現在の漁場は道東から片道2日のロシア水域。操業は2日間で1航海6日かかっている。

 サンマ漁は、昨年まで3年連続の大不漁となり、特に昨年の水揚げ量は7万7,170tと、昭和44年(5万2,000t)以来、半世紀ぶりの低水準にとどまっただけに、今期の幸先のいい滑り出しに市場関係者の期待感は高い。

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