日刊食品通信 記事詳細

バック
ナンバーへ
日刊食品通信
2018年8月21日

明治、カマンベールの市場拡大に意欲


購入経験率わずか16%、機能性も後押し

  明治の童子秀己加工食品営業本部長(写真右)はこのほど、国内のカマンベールチーズ(以下カマンベール)市場について「購入経験者はわずか16%」と指摘。これは同社がカマンベール市場に参入した1992年からほとんど変わっておらず、大きな潜在需要があるとして、「今後、8割強を占める未購入層の開拓に本腰を入れる」と強調した。同社が開催した新商品発表会で述べた。

 童子本部長はカマンベールについて、「間口が狭い商品の一つで、チーズユーザーの購入経験率はわずか16%に過ぎない。スライスチーズやベビーチーズは『食べている人が6割、食べていない人が4割』で、こうしたデータからも裾野の拡大に大きな余地がある。昨今では認知症の予防効果など新たな知見も報じられており、市場拡大の機会がある」と強調した。

 国内のカマンベール市場は、2015年の「認知症予防効果」の報道をきっかけに爆発的に拡大。同社を含めた国内メーカーは、出荷調整を強いられる場面もあった。このため同社では100億円を投じてカマンべール専用の新工場を建設し、供給能力を1.5倍に増強。また、最新設備を導入し、最適な乳酸菌を選定したことで、同社のカマンベールチーズは、「クセのないまろやかな味わい」と「皮がうすく、中までやわらかい食感」をさらに高めた新商品に刷新された。

▼以下略

サービスのお申し込みにつきましては、お電話またはフォームよりお願い致します

  • お申し込みにつきましては、弊社が受信確認後、お客様にご確認事項を通知してから、書籍とご請求書を郵送致します。
  • 電子版、紙版どちらも下記よりお申し込みになれます。
ホームページからのお申し込みフォーム

電話からの
お申し込みはこちら

バックナンバーへ

媒体紹介へ