日刊食品通信 記事詳細

バック
ナンバーへ
日刊食品通信
2018年8月3日

飲料・アイス市場、記録的な猛暑で伸長


“想定外の夏”、各地で影響大きく

  全国的に“異常気象”となった7月。最需要期を迎えた清涼飲料、アイス市場は前年を超える伸びで着地した模様(本紙調)。昨年7月は早い梅雨明けで両市場が7%増とともに過去最高数量を記録したが、今年はそれをさらに上回る伸びとなっている。ただ、今年は西日本の豪雨や記録的な猛暑、またトラック不足など物流面の問題もあり、“想定外”の事態となり、各社対応に追われている。

 清涼飲料市場は、前年を4〜5%上回る見通し(速報ベース)。前年の7月も空梅雨と月間を通した猛暑で、7%増と単月で過去最高数量となったが、それを上回る伸び。関東地方が早い梅雨明けとなったほか、西日本も豪雨後は記録的な猛暑が続き、熱中症の患者の搬送数も増加している。飲料では熱中症対策のスポーツドリンク、熱中症対策飲料、麦茶飲料などを中心に全国で需要が急増。スポーツドリンク、熱中症対策飲料は昨年7月も大幅増となったが、今年はさらに2ケタの伸びとなった模様。また、ミネラルウォーター、炭酸飲料なども動いている。飲料各社は主力商品や止渇飲料を中心に増産体制で生産を強化しているが、8月もお盆前まではこの猛暑が続く予報で、「この状況が続くと、さらに深刻な問題が出てくる」(業界関係者)と、不安視する声も聞こえている。

 7月のアイスクリーム市場は、前年を9〜10%程度上回ったようだ(速報ベース)。前年も7%増と好調だったが、猛暑を背景にさらに伸長した。

▼以下略

サービスのお申し込みにつきましては、お電話またはフォームよりお願い致します

  • お申し込みにつきましては、弊社が受信確認後、お客様にご確認事項を通知してから、書籍とご請求書を郵送致します。
  • 電子版、紙版どちらも下記よりお申し込みになれます。
ホームページからのお申し込みフォーム

電話からの
お申し込みはこちら

バックナンバーへ

媒体紹介へ