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日刊食品通信
2018年8月2日

7月のビール類販売、猛暑も逆効果?


西日本豪雨も大きく影響

  本紙が推定した7月の国産大手4社ビール類販売実績は、前年同月比100.4%と2ヵ月連続で前年を上回ったが、記録的猛暑で期待されたほど消費は伸びなかった。物流難を含め、西日本豪雨が大きく影響したほか、月末の台風12号もマイナスに作用、連日の〝行き過ぎた〟高温も、チューハイやRTDなど、より爽快感の強い飲料への消費流出を加速させた。また、日中からの水分摂取の多さや体力消耗も響いた。

 カテゴリー別には、ビールが96.3%で5ヵ月連続のマイナス、発泡酒も94.1%、14ヵ月連続のマイナスだったが、新ジャンルは109.3%で2ヵ月連続のプラスとなった。本体・ブランド計ともに高伸長の「のどごし」に、「本麒麟」の好調持続と流通PBの受託生産が加わったキリンがけん引役となった。このほか、ビールではキリン「一番搾り」本体、サッポロ「黒ラベル」本体・ブランド計、サントリー「ザ・プレミアム・モルツ」本体と「同〈香るエール〉」が、新ジャンルではサントリー「金麦〈糖質75%オフ〉」、同「頂〈いただき〉」ブランド計などが前年を上回った模様だ。カテゴリー構成比は、ビールが50.7%(前年同月52.9%)、新ジャンルが37.1%(34.1%)、発泡酒は12.2%(13%)だった。

 1〜7月累計は前年同期比97.3%と、6月累計から0.7ポイント改善した。ビールが94.3%で0.5ポイント、新ジャンルが103.4%で1.2ポイント、発泡酒は92.2%で0.3ポイント、それぞれ改善。構成比は、ビールが48.3%(前年同期49.8%)、新ジャンルが38.6%(36.3%)、発泡酒は13.1%(13.8%)だった。

▼以下略

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