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日刊食品通信
2018年6月19日

17年度アイス販売額、5年連続史上最高更新


シニア層が拡大し、「冬アイス」も定着

  2017年度(4〜3月)のアイスクリームの販売金額は、前年比3.5%増の5,114億円となった。また、販売数量は3.2%増の89万956kl。日本アイスクリーム協会が集計・発表した。市場最高の売上高更新は、13年度に市場最高記録(1994年度:4296億円)を20年ぶりに更新してからを5年連続。(今回から従来報告がなかったメーカー実績数社を含む)

 17年度は全国的に気温が高い状態でスタートしたが、8月は長雨に見舞われるなど、日照時間が少ない状況となり、秋季も秋雨前線がや台風の影響で多雨・寡照となった。環境には恵まれなかったが、アイスクリーム業界は各社が積極的に新商品・改良品を投入。シニア層など新しい需要の開拓や「冬アイス」浸透への取り組みが奏功し、アイスクリームは「通年型の冷たいデザート」として生活シーンの中に定着した。

 販売金額を種類別にみると、氷菓が1.4%減と前年を下回ったものの、アイスクリームが3.3%増、アイスミルクが11.5%増、ラクトアイスが1.7%増と伸長。販売物量では、氷菓が5.6%減、アイスクリームが2.2%増、アイスミルクが15.3%増、ラクトアイスが3.2%増となった。

 また、形態別販売金額では、紙カップ2.7%増、プラカップ2.5%減、スティック6.1%減、コーン3.9%増、モナカ3.9%増、マルチパック1.3%減、ホームタイプ7.8%減、その他一般(ひと口、サンド、もち、飲むなど)7.8%増、業務用35.0%増。販売物量は、紙カップが3.8%増、プラカップ5.2%減、スティック15.3%減、コーンが8.8%増、モナカ3.2%増、マルチパック1.1%減、ホームタイプ6.5%減、その他一般10.0%増、業務用35.4%増。

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