日刊食品通信 記事詳細

バック
ナンバーへ
日刊食品通信
2018年5月29日

即席めん、出荷額5,600億円突破(本紙調)


大手5社が増収、そろい踏みは16年ぶり

  本紙調べの2017年度(4〜3月)即席めん市場は、メーカー出荷額ベースで5,650億円、101.3%だった。3年連続でプラス成長するとともに、過去最高を更新したことになる。うち、袋めんは1,145億円、99.0%と続落したが、カップめんは4,505億円、101.9%と好ペースを維持した。(詳細は姉妹誌「酒類食品統計月報5月号」)

 製品の本質的な価値(=美味しさ・簡便性・値ごろ感・保存性)をベースに、①上位メーカーを中心に活発なマーケティング戦略で需要喚起 ②喫食ユーザーの年齢層が中高年以上にも拡大 ③カップめんは“簡便志向”や“個食化”も追い風−などがプラス要因とみられる。

 なお、メーカー別に即席めん部門の販売実績(決算年度ベース)をみると、大手5社がいずれも101〜103%と増収を達成したことが特筆される。そろい踏みは01年以来,16年ぶりとなる。シェアの変動は、即席めん計は2位東洋水産と4位エースコックが0.2%、5位明星食品が0.1%ずつ上昇、1位日清食品は▲0.1%。カップめんでも2位東洋水産と3位エースコックが0.3%ずつ上げ、1位日清食品は▲0.3%。袋めんは、トップのサンヨー食品が0.6%アップと目立ち、2位日清食品は0.1%、4位明星食品は0.2%ずつ上昇した。3位東洋水産は▲0.3%。なお、即席めん計のランキングは6位まるか商事、7位ヤマダイ、8位マルタイ、9位ハウス食品と続く。

サービスのお申し込みにつきましては、お電話またはフォームよりお願い致します

  • お申し込みにつきましては、弊社が受信確認後、お客様にご確認事項を通知してから、書籍とご請求書を郵送致します。
  • 電子版、紙版どちらも下記よりお申し込みになれます。
ホームページからのお申し込みフォーム

電話からの
お申し込みはこちら

バックナンバーへ

媒体紹介へ