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日刊食品通信
2016年10月24日

7〜9月訪日外国人菓子購入単価、大幅減


購入率は微増、“爆買い”影を潜める

 訪日外国人の7〜9月期の菓子の購入が、4〜6月期に引き続き、大幅に減少したことがわかった。観光庁がこのほど発表した平成28年7〜9月期の「訪日外国人消費動向調査」結果のうち、「国籍・地域(21区分)別 費目別購入率および購入者単価」の買い物代から本紙が算出した。

 それによると、訪日外国人1人当たりの菓子類の購入者単価は7,695円、前期比84.3%、4〜6月と比較しても1,237円減少した。購入率は65.4%と前期に比べ1.5ポイント上昇したが、4〜6月期に比べ、8ポイントマイナスとなるなど、購買行動が変化してきたことがうかがえる。

 地域別でみると、アジア地域では、中国9,968円(前期比88.1%)、香港8,226円(90.2%)、台湾6,995円(80.1%)、韓国5,347円(91.0%)タイ1万6円(88.1%)、シンガポール9,118円(84.3%)、マレーシア9,782円(69.4%)、インドネシア9,273円(111.4%)、フィリピン1万705円(119.3%)、ベトナム8,753円(86.8%)、インド9,304円(106%。特に、“爆買い”が多かった地域の購入率を見ると、中国69.1%(0.5ポイント増)、香港57.3%(7.3P減)、タイ82.3%(9.6P増)、シンガポール57.8%(2.4P減)、マレーシア51.4%(2.7P増)と購入者単価に比べ購入率では上昇している国が増えており、高価格帯商品が減少し、単価の安いものが増えたと推定される。

 

 一方、欧米の購入者単価は、イギリス3,202円(77.4%)、ドイツ6,517円(119.9%)、フランス6,045円(100.7%)、アメリカ5,490円(100.6%)、オーストラリア4,242円(58.9%)とアジア同様、減少傾向がみられる。

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