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日刊食品通信
2018年11月7日

アイス、コスト上昇で来春値上げへ


ロッテ、アイス29品の値上げを発表

  アイスクリーム業界に、市販用製品値上げの動きが広がっている。

 トップ企業のロッテは6日、2019年3月出荷分から市販用アイスクリーム商品を値上げすると発表した。中価格帯(6品)、オープンプライス(14品)を除く29品目が対象で、税別価格で10円〜50円の引き上げとなる。税別で130円の「爽バニラ」を140円に、420円の「ガーナマルチ チョコレートアイスバー」を450円に、500円の「モナ王マルチ 北海道あずき」を550円に値上げする。改定率は6.1〜10.0%。

 業界最大手が値上げを決めたことで、今後他社も追随するとみられ、すでに複数のメーカーが検討に入っている。

 ロッテの値上げは2015年3月以来。物流費や人手不足による人件費、生クリームやバター、脱脂粉乳などの乳製品、3年間で5倍に暴投したバニラビーンズをはじめとする香料、さらに包装資材価格が高騰したことで製造コストが著しく上昇した。同社では「これまで品質を維持しながら合理化・効率化によりコストアップを吸収する努力を続けてきたが、すでに自社努力で可能な限界を超えた」と判断。実施に際しては、「値上げに伴う消費減退を防ぐため、積極的なプロモーションを実施し、影響を最小限にとどめる」(同社)としている。

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