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日刊食品通信
2018年8月20日

7月のアイス7%増、累計2%増(本紙調)


「災害的猛暑」も欠品は一部にとどまる

 7月のアイスクリームの販売実績は、7%増で着地した(本紙調)。昨年も7%増とベースが高かったが、さらに上回った。関東甲信で初となる6月の梅雨明けを観測。7月は1日から全国的に厳しい暑さとなり、全観測点の2割強の200地点で猛暑日となった。猛暑は中旬以降も続き、23日に異例の記者会見を開いた気象庁は「命に危険を及ぼすレベルで、災害と認識している」と呼び掛けた。

 一方、アイスクリームは氷菓と定番品の一部が販売休止となったほか、季節限定商品の一部が早めの終売を迎えたが、大きな混乱もなく7月を終えた。定番品の出荷調整は限られ、供給には余裕が感じられるほどだ。この背景には、各メーカーの主力商品の生産能力や瞬発力がかなり向上していることが挙げられるが、アイスクリームの通年商品化がより大きく貢献している。定番商品が通年型化したことで、夏を前に積み上げた備蓄は、例え冷夏となってもゆるやかに販売することが可能となっている。

 ロッテアイスは15%増。「爽」は10%増で“バニラ”が27%増とけん引。「クーリッシュ」は17%増で“バニラ”が30%増。「モナ王」は11%増。「レディボーデン」は前年並み。「ガーナ」は15%増。「ドール」は20%増。「ハーシー」は3%増。今期から販売化した「雪見だいふく」は2.3倍に拡大。森永乳業は1%増。昨年、「メアリと魔女の花」とのタイアップが奏功した「パルム」は反動で前年並み。「モウ」は3%増で“バニラ”は20%増。「ピノ」は6%増。新商品の「蜜と雪」は計画を上回った。

▼以下略

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