本紙が推定した10月のRTD販売実績(ウイスキーハイボールを含む缶製品)は、システム障害に陥っているアサヒを除く主要5社※の合計で前年同月比104.8%と、3ヵ月ぶりのプラスとなった。各社ごとでは5社中3社がプラスで、2社が2ケタ増。新商品・刷新品による寄与や、無糖などの既存商品が堅調に推移。累計(1〜10月)は前年同期比100.8%と微増。(※サントリー、キリンビール、宝酒造、サッポロビール、合同酒精)
サントリーの「-196」ブランドの「無糖」と「茉莉花〈ジャスミン茶割・JJ〉」ブランドが2ケタ増と好調。「茉莉花」は、10月28日に新フレーバー「緑茶割り」を発売したことで、今後の展開に注目。キリン「氷結 無糖」ブランドも2ケタ増と好調に推移。宝は、前年値上げの裏返し反動の影響と9月に刷新した「タカラ『焼酎ハイボール』キレの5%」シリーズの売れ行きが順調により、2ケタ増と大きく伸長した。
10月の主要銘柄の動きをみると、無糖系やレモンサワーが市場を大きくけん引。累計(1〜10月)も、上記に加えてジンソーダ、ハイボールなどの銘柄のリードが続いた。
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