キッコーマンは4月30日、「2024年度決算報告会」を開催。中野祥三郎代表取締役社長CEO(写真)らが出席し、24年度決算概況や新中期経営計画についての説明を行った。
23年度は、売上7,090億円(前年同期比7.3%増)、事業利益773億円(5.3%増)、営業利益737億円(10.4%増)、税引前利益838億円(10.8%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益617億円(9.3%増)、当期包括利益合計額561億円(47.6%減)。これについて中野社長は、「売上高は4期連続、事業利益は11期連続、税引前利益は8期連続、親会社の所有者に帰属する当期利益は12期連続でそれぞれ最高値を更新した」などと語った。なお、セグメント別の状況は国内が増収減益、海外は増収増益となっている。
2025年度は、2027年度を最終年度とする新中期経営計画がスタート。重点課題は“成長の継続と収益力の維持・向上”“将来に向けた経営資源の活用”“事業活動を通じた社会課題解決”、連結業績目標は“売上成長率(為替差除き)年平均5%以上”“事業利益率10%以上”“ROE12%以上”としている。これについて中野社長は、「海外しょうゆ事業は引き続き、主要市場の深耕と新規市場の開拓を進め、さらなる成長を図る。海外卸売り事業は、今後も業務用と家庭用のバランスが良い事業構造への転換、販売体制・調達力の強化を進め、事業推進力を高める。
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