10月のアイスクリーム売上高は、2%程度前年を上回った。上旬は全国的に暖かかったが、月の半ば以降は寒気の影響でかなり低くなるなど、平年に比べ月内の気温の低下が顕著に大きい月となった。アイスクリーム市場は昨年が前年同月比14%増とベースが高かったが、新価格の浸透が進んだことで前年をやや上回り、10月として過去最高の売り上げを更新した。4月からの今期累計は3%増。10月の各社実績は次の通り。
ロッテは前年並みで市販用が前年並み、業務用が3%増。前年ヒットした「モナ王クランキー」発売月の裏年で苦戦が予想されたが、「爽」の新商品発売時期ズレによる増販と「雪見だいふくお月見仕立て」の話題化で前年並みを確保した。「クーリッシュ」が1%増で、“濃いバニラ”が11%減、“濃いベルギーチョコレート”が8%増、“コーヒー”が8%増、“濃密みかん”は前年並み。「爽」が23%増で、“濃いバニラ”が13%増、“生チョコinバニラ”が59%増、“練乳いちご”が14%増、“巨峰&マスカット”が14%増。昨年倍増だった「モナ王」は反動で27%減で、“バニラ”が15%減、マルチが2%増、前年発売した“クランキー”が39%減。「雪見だいふく」は25%増で、“バニラ”が35%増、“ミニ雪見”が21%増、“ショコラ”が5%増。「レディーボーデン」は7%増で“パイント”が5%増、マルチが前年並み、ミニカップは13%増。昨年5割増だった「ガーナ」は15%減も高水準。「バニラバー」は16%増。「ハーシー」が14%増。「ドール」は11%減。「カルピス」は11%減。
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