ナチュラルチーズを生産するチーズ工房が全国に広がっている。
農水省によると大手乳業者を除く2024年のチーズ工房は347ヵ所。昨年に比べ4ヵ所減少したものの10年前に比べ107ヵ所増加。国産ナチュラルチーズの生産者は、全国各地で着実に増加している。
チーズ工房で生産されるチーズをタイプ別にみると、フレッシュタイプ(モッツァレラ、クリームチーズなど)が277ヵ所と最多で、次いでハード・セミハードタイプ(チェダー、ゴーダなど)が209ヵ所。以下、白カビタイプ(カマンベールなど)が105ヵ所、青カビタイプが45ヵ所、ウオッシュタイプが40ヵ所、シェーブルタイプが26ヵ所と続いている。
日本人の嗜好として、口当たりが良く生乳の風味が楽しめるチーズや比較的クセのないチーズが好まれるため、フレッシュタイプやハードタイプ、白カビタイプを中心に様々なチーズが生産されており、さらに一部では「クセのあるタイプ」への模索も広がっている。
また、酪農家が牧場に併設するチーズ工房や独立したチーズ工房では、地域と連携しながら特色ある商品の製造販売を行うなど、創意・工夫にあふれる取り組みが展開されている。
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