(大阪)シマヤが今秋刷新した顆粒の鍋つゆ「粉de鍋」が好調だ。9月から発売し、導入店舗数が9~11月の前年同期比で170%と2ケタ伸長。こだわった包材などが奏功し、高評価を得ている。
昨年、発売した顆粒鍋つゆが一定の支持を得つつも導入店舗数が伸び悩んだことから、購入者にアンケートを取るなどして改善点を洗い出した。汎用性の高さが評価される一方で、「使い方がわかりにくい」という声が目立ったため、パッケージに鍋以外のレシピを明示。また、新たな包材も取り入れた。定番棚以外でも陳列しやすいよう、箱ごとフックにかけられる「ラクラク箱ごと吊り下げBOX」を導入(写真)。陳列がスムーズなため、小売り側から高い評価を得ている。
同社は「まずは鍋つゆの定番として定着させ、ブランドとして認知を高めたい。汎用性が高いので、いずれは通年で販売できる商品に育てていきたい」としている。




