宝ホールディングスはこのほど、「宝グループ 長期Vision 2050」を策定した。15日に会社創立100周年を迎え、宝グループの“ありたい姿”を「人々に豊かな食生活と健やかな人生を届け、バイオテクノロジーによる新たな価値創造で、世界中に笑顔を広げ続けている宝グループ」とし、事業領域や売上高などを具体的に表現。2051年3月期に、連結売上高1兆円(酒類・日本食材領域70%、ライフサイエンス産業支援領域10%、新規領域20%)を目指す。
バイオテクノロジーをコアコンピタンスに据え、「酒類・日本食材」と「ライフサイエンス産業支援」という既存事業領域の拡大を図る。「酒類・日本食材」では、和酒・日本食を、国内や世界各地で日常的に楽しめるように安定的に提供し、日本の酒・食文化の持続的な発展にも尽力。「ライフサイエンス産業支援領域」では、ライフサイエンス分野における製品やサービスが世界各国で研究開発に用いられ、医療や創薬の進展、社会実装に貢献。さらに、「新規領域」では、バイオテクノロジーを駆使して新たな領域で価値を創出し、食料不足や環境問題などの社会課題の解決を図る。
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