風味・栄養をそのまま長期保存「冷凍食品」

 素材や調理済み食品の風味と栄養価がそのまま保たれている冷凍食品。いずれも簡便性や冷凍ゆえの衛生さ、捨てるところがないムダのなさなどが広く受け入れられ、家庭の冷凍庫には必ず数種類の冷凍食品が保存されるまでに成長しました。
 さまざまな食品の品質(味・風味・色・香り・栄養・衛生状態など)をとりたて作りたての状態で長期間保存できるのが冷凍食品の最大のメリットです。具体的には、世界で共通する次の4つの条件を満たしたものを指します。
 まず、新鮮な原料を洗浄して、あらかじめ下処理をしていること。次に、組織が壊れて品質が変わらないよう、非常に低い温度で急速凍結していること、流通過程で微生物や異物の汚染・混入や乾燥、酸化から食品を守るための適切な包装がなされていること、そして、生産・貯蔵・輸送・配送・販売の各段階で一貫して冷凍食品の品温が-18℃以下に保たれていること、です。(参考URL:日本冷凍食品協会 https://www.reishokukyo.or.jp )