元祖は中央アメリカ原住民「チューインガム」

 チューインガムの起源は西暦300年頃の中央アメリカ。アステッカ族、マヤ族は、地方一帯に生えていたサポディラという巨木の樹液のかたまり・「チクル」を噛む習慣がありました。主原料がチクルなどの植物性樹脂であることは今も変わっていません。
 長い時を経て、チクルを噛む習慣はメキシコインディオに引きつがれ、スペインの侵略後には、スペイン系移民の間にも広がりました。西暦1860年、アメリカとメキシコの戦争で活躍したサンタ・アナ将軍は、チクルの噛み心地と歯を白くする性質に着目、甘味料などを加えない飴玉状のチクルを売り出しました。その後、アメリカで甘味料を加えたものが売り出され、爆発的な人気となり、さらにハッカやニッキなどが加えられたものが世界に広がりました。日本では、1945年の終戦と同時にアメリカ軍が持ち込んだチューインガムがその目新しさもあって急速に浸透しました。
 チューインガムは形状や特性から、板ガム、糖衣ガム、風船ガムに分かれます。いずれも主原料はチクルなどの植物性樹脂。メキシコなど中南米から輸入されています。これを加熱して溶かして精製後、他の原料を加えて「ガムベース」をつくります。さらに砂糖や香料などを加えて練り、圧延、裁断・成型します。
 チューインガムは、噛む効用が認められています。噛むことで消化が良くなり、あごの骨や筋肉が発達、歯並びもきれいになり、歯茎も丈夫になります。また、唾液そのものの効用や、噛むことによる脳の活性化も注目されています。近年では眠気防止、歯の再石灰化、口臭防止などを目的としたチューインガムも人気を得ています。(参考URL:日本チューインガム協会 http://www.chewing-gum.org/index.html )