独自の風味で金字塔「ジャパニーズ・ウイスキー」

 スコットランド、アイルランド、アメリカ、カナダと並び高い評価を受けている「ジャパニーズ・ウイスキー」。それは志をもった男のスコットランド留学に始まりました。日本人の味覚に合う、日本の食生活との相性も良い、華やかでありながら穏やかで、バランスが良く繊細な香味が特長の「日本の誇り」です。
 ジャパニーズ・ウイスキーは、評価が高い世界5大ウイスキーの中で、一番歴史は浅いものの、華かなでありながら穏やか、かつ、好バランスで繊細な香味が特長です。日本人の味覚、日本食との相性も良く、近年はウイスキーの本場である欧米をはじめ、諸外国での評価が高まっており、各国の価値ある賞も多く受賞しています。
 世界5大ウイスキーに名を連ねるジャパニーズ・ウイスキーの原点は、スコットランドで勉学を終えて帰国した竹鶴政孝氏が中心となり、多くの至難を乗り越えて、独自のウイスキーづくりを極めたことにあります。
 戦後の高度経済成長を背景に、日本食との相性も考えた「水割り」などの飲み方提案や、新たな料飲店業態の開拓などが功を奏し、ジャパニーズ・ウイスキーの消費は急速に拡大しました。その後、長らく厳しい状況が続きましたが、09年頃に始まった“ウイスキー・ハイボール・ブーム”で人気が再燃。食事とともに楽しむことが定着し、以前とは違ったかたちの急発展を遂げました。その結果、国内で蒸留したハイクラスのモルト原酒は常に品薄状態となっています。(参考URL:日本洋酒酒造組合 http://www.yoshu.or.jp/index.html)