幼児から高齢者まで楽しめる「菓子」

 おやつ、旅行のお伴、酒のつまみなど、菓子の領域は実に広範です。また、老若男女、消費者の嗜好に合わせて多種多様な商品が存在します。最近はいろいろな機能が付加された商品も増え、菓子の世界は一段と深さを増しています。
 菓子とは、朝昼晩の食事以外に食べる嗜好品で、甘味・塩味などの「味覚」、食感・触感などの「触覚」、多様な匂いによる「嗅覚」および見た目などに特長があります。洋菓子、和菓子、全国銘菓、流通菓子など、その領域は広範にわたっています。
 この項では、メーカー~卸(問屋)~小売業~消費者という経路で販売されている「流通菓子」に的を絞ってみていきます。流通菓子には飴菓子(キャンディ、キャラメルなど)、チューインガム、チョコレート、ビスケット・クッキー、スナック菓子、米菓などがあります。
 菓子は家庭内などでおやつとして食されるほか、旅行やアウトドアライフ、酒のつまみ、運転中など、様々なシーンで楽しまれています。また、最近は歯の再石灰化や花粉症対策、のどの違和感解消など、いろいろな機能が付加された商品も多く出回っています。
 近年の菓子類生産を多い順に並べると、和生菓子、ビスケット、チョコレート、スナック菓子、米菓、洋生菓子、飴菓子、せんべい、油菓子(かりんとう・揚げあられ・揚げ煎餅など)、チューインガムとなっています。