ラーメンで始まり和風、欧風まで拡大「即席めん」

 1958年に安藤百福氏が生み出したインスタントラーメン。お湯を注ぐだけでおいしく食べられるとあって急速に普及。その後、世界各地にも広がりました。そして即席めんの種類も中華めんだけでなく、うどん、そば、焼そばなど多種多様になっています。
 即席めんは包装・容器によって、袋めん、カップめんに大別されます。めんの種類としては、中華めんと和風めん、そして欧風めんに分かれ、めんの処理方法の違いによっては、油揚げめん(フライめん)、熱風乾燥めん(ノンフライめん)、生タイプ即席めん、棒状めんに分類されます。
 一方、日本農林規格(JAS)では、即席めんを次のように定義しています。
 ① 主原料を小麦粉、またはそば粉としていること、めんの弾力と粘りを高めるものを加えて製めんしていること ② ①にかやくを添付したもの ③ ①~②のうち調味料を添付したものか、あるいは調味料で味付けしたもの ④ 簡単な調理で食べられるもの
※ただし、かんすいを用いず製めんしたものは、成分でんぷんがアルファー化されているものに限る
 近年の即席めん類生産量は約60億食。内訳はカップめんが約40億食、袋めんは約20億食ほど。手軽さからやはりカップめんの人気が高いようです。(参考URL:日本即席食品工業会 http://www.instantramen.or.jp/index.html )