ひやむぎとそうめんの違いはその細さ「乾めん類」

 全国各地で様々な種類が楽しめる乾めん。最大の長所は、常温で長期保存ができることです。風通しがよく日光の当たらない場所に保存し、いつでもおいしく、温・冷ともに楽しめます。また、工夫次第で新しいメニューも発見できます。
 乾めん類(機械製法)とは、小麦粉、そば粉または、小麦粉もしくはそば粉に大麦粉、米粉、粉茶、卵などを加えたものに食塩、水など(かんすいを除く)を加えて練り合わせた後、製めんし、乾燥したものです。種類としては、そば、うどん、きしめん、ひやむぎ、そうめんなどです。小麦粉を原料とした乾めん類は、製法とその太さや形状によって、うどん、きしめん、ひやむぎ、そうめんに分かれます。ひやむぎは長径1.3ミリ~1.7ミリ・短径1.0ミリ~1.7ミリですが、そうめんは長径1.3ミリです。
 一方、手延べ干しめんは、小麦粉に食塩、水を加えて練り合わせた後に食用植物油やでん粉を塗り、よりをかけながら引き延ばして丸棒状または帯状のめんにして乾燥したものですが、工程には細かい決まりがあります。
 また、日本の各地には、秋田県の稲庭うどん、宮城県の白石温麺、山梨県のほうとう、奈良県の三輪素麺、兵庫県の播州そうめん、香川県の小豆島そうめん・讃岐うどん、長崎県の島原そうめん・五島手延べうどんなど、それぞれ特長をもっためんが多数あります。旅行などでご当地めんを試すのも楽しいものです。(参考URL:全国乾麺協同組合連合会 http://www.kanmen.com/topic/03_healthy.html )