サラダをおいしくする健康調味料「ドレッシング類」

 英語のdress(身につける、つけ足す、ふりかける)が語源と思われるドレッシング。主にサラダのソースとして利用されていますが、マヨネーズもドレッシングのひとつです。健康増進に欠かせない生野菜をおいしく食べるには不可欠な調味料です。
 日本農林規格(JAS)では食用植物油脂と醸造酢またはかんきつ類の果汁を主原料として、食塩、砂糖類、香辛料などを加えて調製し、水中油滴型に乳化あるいは分離した状態の調味料、およびこれに酢漬け野菜などを加えたものをドレッシングと定めています。ドレッシングは半固体状、乳歌液状、分離液状の3つに分類され、半固体状にはマヨネーズ、マヨネーズによく似たサラダクリーミードレッシングなどが含まれます。ドレッシングのほかに、食用油脂を原材料として使用していないドレッシングタイプ調味料(ノンオイルドレッシング)があり、これを合わせてドレッシング類と呼んでいます。
 必須脂肪酸を含む植物油、疲労回復に役立つ醸造酢、食欲を増進する香辛料などからつくられるため、低カロリーでビタミンやミネラルを多く含む生野菜と一緒に食べることで、より一層、健康増進に役立てることができます。
 日常よく目にするドレッシングには、マヨネーズとケチャップをベースに、細かく刻んだ玉ネギ、ピーマンなどの野菜やピクルスを加え、香辛料で風味を整えたサウザンド・アイランド、酢またはレモン汁、食用油、塩、コショウ、砂糖、刻んだ玉ネギやピーマン、ニンニク、ハーブ、香辛料などからつくるイタリアン・ドレッシングのほか、和風ドレッシング、中華姐レッシングなどがあります。(参考URL:全国マヨネーズ・ドレッシング類協会 http://www.mayonnaise.org/index.html )