生活に馴染んでいる「炭酸飲料」

 清涼飲料の中でも馴染みの深い炭酸飲料。コーラとサイダー類が主力ですが、日本には幕末の頃に持ち込まれたラムネは、ビー玉で栓をするのが特長で、明治、大正、昭和を経て、今でも多くのファンに愛し続けられています。
 炭酸飲料は、農林水産省の炭酸飲料品質表示基準によって、「飲用適の水に二酸化炭素を圧入したもの、および、これに甘味料、酸味料、フレーバリングなどを加えたもの」と定義されています(果実飲料、酒類、医薬品は除く)。ソーダ水〈炭酸水)、サイダー、コーラ、ラムネ、ジンジャエール、ガラナ飲料、トニックウォーター、クリームソーダ、メロンソーダ、栄養ドリンクや、シャンパン風味のシャンメリーなど多岐にわたっていますが、中でもコーラ、サイダー、果実風味の炭酸飲料、栄養ドリンク系、ジンジャエールや、ウイスキー、焼酎の割り材が主な用途のソーダ水などは、私たちの日常生活でも身近な存在と言えるでしょう。
 炭酸飲料のうち、最も大きなカテゴリーはコーラで、次いで果汁入り炭酸飲料(5%未満)、栄養ドリンク炭酸飲料、透明炭酸飲料などとなっています。
 その一方で、とくに近年、地域の資源や特産品、文化、歴史などを活かしたご当地ならではの「地サイダー」や「地ドリンク」が話題を呼んでいます。地元でオンリー・ワンを目指す商品の数々、世代を超えて愛される、大手企業製品とは一味違う特色ある商品の数々を試してみるのも楽しいものです。(参考URL:全国清涼飲料連合会 http://www.j-sda.or.jp/)