ナチュラルチーズの分類方法は様々ですが、硬さや熟成方法によって次のように分けられます。「軟質チーズ」には、非熟成のフレッシュタイプ、カビ熟成の白カビタイプ、表面洗浄・細菌熟成のウォッシュタイプ、カビ熟成・細菌熟成のシェーブルタイプがあります。フレッシュタイプにはカッテージやモッツァレラが、白カビタイプにはカマンベール、ウォッシュタイプにはマンスティールが、山羊乳で作るシェーブルタイプにはヴァランセなどがあります。「半硬質チーズ」にはカビ熟成の青カビタイプ、細菌熟成のセミハードタイプがあり、それぞれロックフォール、ゴーダが有名です。硬質と超硬質はともに細菌熟成のハードタイプですが、「硬質チーズ」はチェダーやエダム、「超硬質チーズ」はパルミジャーノ・レッジャーノが著名です。ナチュラルチーズは熟成しているので、それぞれ“食べごろ”があります。またワインなど飲み物との相性を知るのも楽しみのひとつです。
一方、日本でなじみの深いプロセスチーズは熟成がなく、味が一定で保存性に優れています。スライスタイプ、6P(ポーション)、ベビーチーズ、燻製タイプなど、多種多様の製品が提供されています。ビールやウイスキー、ワインはもちろん、日本酒などとも相性が良く、いつでも気軽に楽しめます。(参考URL:日本乳業協会 http://www.nyukyou.jp/index.html 、雪印チーズクラブ https://www.meg-snow.com/cheeseclub/)