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日刊食品通信
2015年8月6日

上期の流通菓子、2%増と堅調(本紙調)


イースター倍増、バレンタインに次ぐイベントに

  日刊経済通信社推定による上期(1〜6月)の流通菓子市場は、出荷金額ベースで前期比102%と堅調に推移したようだ。前年の増税による仮需の反動もほぼ見られず、定番商品がけん引、春季新商品はそれほど目立つ商品は見られなかったが、春先の新たなイベントとして期待されるイースターで前年に比べ参加メーカーも増えたこともあり、2倍増となったと推定されるなど、今後バレンタインデーに次ぐ春先の大型イベントとして期待される。

 

 チョコレートは104%と好調。一昨年から続く高カカオチョコレートの人気が続き、ソリッド系トータルでも2ケタ近い伸長。ナッツ系はアーモンド、マカダミアとも特売など春先の販促効果で前年をクリア。チョコスナックは定番品が堅調、特に袋物がイースターの盛り上がりもあり大きく伸びたようだ。ビスケットは101%と推定。ソフト系・クッキーが大袋を含めて伸長。半生も堅調に推移した。ハード系は苦戦。スナック菓子も103%と健闘。主力の生ポテトチップスは販促やサイズバリエーションの拡大で伸長。成型ポテトチップスは横ばい。コーン系、小麦粉系は前年割れ。キャンディは99%の微減。そのうち、ハードキャンディは前年割れ、グミは2ケタ伸長。キャラメルは前年われ。チューインガムは100%。デンタル系は昨年末からの回復基調を受けて前年を上回る。小粒板ガムは前年割れ、エチケット系は微減と推定。下期は、前年同期のベースが高いことからメーカー各社とも前年並みか微減での計画をを立てており、市場全体でも前年並みが予想される。

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