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2017年6月27日

マルハニチロ、今期さけ瓶詰類増産


森工場「さけフレーク」主体に

 (北海道茅部郡)マルハニチロは、今期さけ瓶詰類を増産する。主力のマルハニチロ北日本森工場(北海道茅部郡森町)は、さけ瓶詰を中心に37万6,000ケース(前年比102%)を計画している。缶詰記者会は23日、同工場を訪問、齋藤秀雄工場長が概要を説明した。

  森工場は、昭和15年、内浦湾で大量に獲れたイワシからエキスを抽出する日本栄養素森工場を前身にスタート。その後、同27年に当時の日魯漁業が買収し漁網の修理工場とした。農産缶詰、いか塩辛チルドの生産を経て62年から常温さけ瓶詰「さけフレーク」の生産を開始した。以降、平成10年に改装し新商品200g瓶(ほぐし・焼鮭)、17年にレトルトパウチ設備を導入し、26年「おさかなハンバーグ」を手がけるなど拡大している。この間、平成19年のマルハとニチロの経営統合により、20年にマルハニチロ食品森工場となり、22年に北海道・青森地区にあったマルハニチログループ5社7生産拠点を統合し、マルハニチロ北日本が誕生、以降、森工場として事業展開している。

 

 主要品目は、さけフレーク、とりそぼろなどの常温瓶詰・トレー詰のほか、北海道中心に冷凍・チルド製品(とびうお卵醤油漬・いか塩辛)。主力のサケは、原料ベースで年間600tを使用。うち半数以上は北海道産で、海外原料はアラスカ(グループ会社ピーターパン社)、ロシアなどマルハニチログループの調達力を最大限に活用している。

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