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日刊食品通信
2015年6月11日

5月流通菓子、6%減(本紙調)


暑さ響きチョコレート、キャラメル等苦戦

 日刊経済通信社調べによる5月の流通菓子市場(出荷金額ベース)は、トータル94% と仮需の反動で減少した3月(前年比97%)につづき前年割れとなった。ゴールデンウィーク後の気温の上昇でチョコレート、キャラメルなど苦戦したことが影響した。

  チョコレートはトータル90% と推定。ソリッドチョコは92%。ベーシックな板チョコは主要各社が7月の規格変更に合わせて在庫の消化と出荷調整に入ったことからやや低調に推移。ナッツ系は102% と堅調。価格訴求の特売頻度が増えたことも寄与した。チョコスナックは86% と低調。一部、6月発売品が前倒しで入っているものの、定番商品がサック、大袋とも苦戦。子ども向け商品も伸び悩んだ。

  ビスケットは98% と推定。クッキー・ソフトビスケットは95%。4月発売品が寄与しているもののチョコレート同様に既存の定番商品が低調。半生系は新商品の寄与もあり105% と伸長。クラッカー系は堅調に推移。スナック菓子は102% と推定。ポテト系は104%、袋物ポテトチップがベーシックタイプは前年並み、味替えの新商品が底上げしている。成型ポテトはチップスが前年並み、カップのシューストリングタイプは微減。シューストリング、小麦系は前年を割った。

 

  キャンディはトータル97% と推定。ハードキャンディはのど飴等が苦戦し95%。ソフトキャンディは99%、定番品が苦戦。キャラメルは2ケタ減少。グミは新商品効果で103% と伸びた。チューインガムは前年並み。デンタル系は前年を上回るものの、エチケット系、フルーツ粒が前年割れ。

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