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日刊食品通信
2016年6月28日

白霧島好調で売り上げ2ケタ増(霧島酒造)


黒霧島も前年実績プラス

 霧島酒造の平成27年度(27年4月〜28年3月)の本格焼酎販売は、前期比110.1%の51万6,540石と2ケタ伸長をみせた。売上高も110.4%の641億3,380万円とほぼ同様。好調の主因は、27年1月発売の「白霧島」が本州市場中心に好調に推移したことで、主力の1,800mlパックや900ml、200mlも良い動きだった。また、主力の「黒霧島」も前年実績を超え、数量限定の「赤霧島」「茜霧島」引きが強い状況が続いている。

 全体の容量別構成比は、1,800mlが70%、900mlが23%、その他7%。エリア別販売構成比は九州36%、西日本(中四国、近畿、中部、北陸)30%、東日本(関東、東北、北海道)34%。

 製造面では、原料かんしょの作柄は全国的には「やや不作」、宮崎「やや不作」、鹿児島「不作」ではあったが、集荷量に問題はなく、計画通りの仕込みを行った。原料米も昨年の宮崎県の加工用米の作付面積は1,000haを超え、27酒造年度は全体の25%を宮崎県産で賄うことができた。また新品種の試験栽培や直まき栽培などの技術導入も行われ、さらなる増産も期待されている。

 

 設備面では、かんしょの栽培に影響されない安定供給をめざし、引き続き本社工場内に貯蔵タンクの拡充を行っている。また25年に竣工した「パック第2工場」に既存の紙パックラインと同能力のラインを増設した。

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