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日刊食品通信
2019年5月20日

アイス、新年度5%減でスタート(本紙調)


天候に恵まれず、値上げの浸透も影響か

  4月のアイスクリーム販売実績は、5%減で着地した。昨年は各地で夏日が観測されるなど暑い日が続いたが、今年は東京都心での最低気温が2日連続2℃台を記録。全国的にも4月としては珍しいほどの冷え込みが続き、10%前後のマイナスとなったブランドも多い。また、3月に実施した値上げが店頭で浸透したことに加え、4月はこれまで、16年が11%増、17年が2%増、18年が6%増と、極端にベースが高かったこともマイナス幅を拡大させた要因となっている。

 ロッテは9%減。「クーリッシュ」は15%増と好調を持続。うち“バニラ”は10%減だったが、フレーバー系は1.5倍と伸長。「雪見だいふく」が5%減。「爽」が10%減。「モナ王」は14%減。「ガーナ」は10%減。「レディボーデン」が5%減。「ドール」は20%減。「ハーシー」は15%減。「バニラバー」が20%減。

 森永乳業は7%増。「モウ」が15%増と好調で、“バニラ”がCVSで定番化し17%増、フレーバーも10%増。「パルム」が1%増。「ピノ」は8%増で、3ブランド横断の抹茶企画が奏功し、“抹茶”が1.4倍と伸長した。

 江崎グリコは5%減。「パピコ」は130円が2%減で“チョココーヒー”は6%減、“ホワイトサワー”は6%増。“大人シリーズ”は4割増。「ジャイアントコーン」はアソートが1%減で“大人シリーズ”は46%増。「パナップ」は6%減。「牧場しぼり」は27%減。「アイスの実」は1%増。「パリッテ」が2%増。マルチは350円層+OPが3割のマイナスとなるなど苦戦、450円層が2%増、550円層が20%減で、トータル15%減。

▼以下略

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