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日刊食品通信
2019年5月17日

カルビー、30年海外売上高比率40%超を目標


長期ビジョンと新中計発表、新領域にも注力

  カルビーは15日、2030年の目指す姿としての「カルビーG長期ビジョン(2030ビジョン)」と長期ビジョンに向けた5ヵ年の中期経営計画を発表、30年に海外売上高比率40%超、新規食領域売上比率20%超の達成を目指す。2019年3月期決算説明会の席上、明らかにした。

 伊藤秀二代表取締役社長兼CEOは中長期のビジョンについて、「 今年は創業70周年になる。60周年の2009年に創業家経営からパブリック経営に変わったが、そこから中長期の計画は出していなかった。10年経過し長期的な課題はあるものの、何に集中していくのかを明確にしていくために立案した」と説明。19年3月期までの経営を総括して、「①海外への積極的な取り組みにより9ヵ国・地域へ事業展開 ②フルグラのブランド力強化と販売促進によるシリアル事業の成長 ③地域事業本部主体の販売強化による工場稼働率の向上と国内収益課題 ④集中購買により原価低減 ⑤事業の選択と集中(中核事業以外の譲渡) ⑥ダイバーシティの推進 ⑦過半数の社外取締役によるガバナンス強化」を成果として挙げた。

 また、重点指標の推移では、海外売上高/売上比率は19年3月期で405億円/16.3%(12年3月期72億円/4.4%)、フルグラは売上高291億円(同37億円)、国内スナックマーケットシェアも55%(同49%)占めるまでに拡大した。

▼以下略

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