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日刊食品通信
2019年4月25日

平成の菓子業界を振り返る


第3部「トップが見た平成」カルビー伊藤秀二社長(上)

  流通菓子では、ビスケット、チョコレートにほぼ匹敵する規模にまで成長したスナック市場。ポテト系が市場を押し上げてきたが、特にポテトチップス中心にファブリケート、シューストリングとバリエーションが拡大している。平成の30年間の変化をトップメーカーのカルビー、伊藤秀二代表取締役社長兼CEOに聞いた。

 

◎スナック市場拡大、ポテトチップスがけん引

  スナック市場全体で言うと生産金額は出荷金額ベースで2,400億円から昨年で3,050億円ぐらいと2割ぐらい増えました。カルビーは1989年時の売上高は750億円ぐらい、スナックだけで昨年は1,650億円と2倍増となっています。この30年で非常に伸長しました。平成7年に「じゃがりこ」を発売、これは全く新しい商品で、今では350億円超になっています。

 実は最も伸長したのは、ポテトチップスなのです。それまではベーシックな味しかありませんでしたが、89年ぐらいからいろいろな味がでてきます。カルビーでは「ピザポテト」、それから「堅あげ」など新ジャンルの商品を発売しました、90代以降からポテトチップスの総ボリュームが大きくなってきたのは事実です。ベースとなるポテトチップスがあり、新規の「じゃがりこ」や「Jagabee(じゃがビー)」のような商品で市場が大きくなったといえます。

▼以下略

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