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日刊食品通信
2019年4月23日

昨30年冷食生産量微減も、消費量は過去最高


生産量は業務用4%減、家庭用3.7%増

  日本冷凍食品協会は22日、昨30年(1〜12月)の冷凍食品国内生産量高を発表。生産量は158万7,008t(前年比99.2%)と前年をわずかに下回り3年ぶりに減少した。過去最高を記録した17年の160万tには及ばないものの高水準となった。生産金額は、7,154億円(99.8%)とほぼ横ばい。工場数は444(95.3%)だった。

 生産量のうち、業務用は数量89万9,772t(96.0%)と3年ぶりの減少、金額は3,966億円(97.8%)と減少した。一方、家庭用は数量68万7,236t(103.7%)と4年連続増加、金額は3,188億円(102.3%)と2年連続で増加した。これにより、業務用と家庭用の比率は、数量ベースで業務用56.7%(前年58.6%)、家庭用43.3%(41.4%)、金額ベースでは業務用55.4%(56.6%)、家庭用44.6%(43.4%)と数量・金額ベースともに家庭用の比率がやや上昇した。

 一方、国内消費量(国内生産量+冷凍野菜輸入量+調理冷凍食品輸入量)は、289万3,299t(前年比101.3%)。総人口で割った国民1人当りの年間消費量は、22.9kg(前年22.5kg)。いずれも3年連続で増加して過去最高を更新した。

 品目別では、国内生産の89%を占める調理食品は前年並みだったものの、引き続き水産物(93.3%)が減少し、天候不良により農産物(91.2%)も減少した。

 小分類の品目で増加量が大きかったのは、うどん(4,575t増、102.7%)、ギョウザ(3,784t増、105.1%)、ラーメン類(3,755t増、106.4%)など。

▼以下略

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